スピリット
ーステージの精霊ー

設  定







設 定


この作品は、小劇場を意識して書いた物です。 登場人物も限定しています。 (と、言っても、前に所属していた劇団のメンバーに合わせてあるのですが…。) ショークラブを、舞台にした。バックステージ物です。 ショーシーンを沢山入れてますが、このナンバーという定義はしません。 どちらかというと、此処こそ、自由にアレンジして欲しいから、 最小限にとどめています。 歌の歌詞は、入れてあります。ポイントだけですが。 題目から、藤井 大介先生の作品を思い出される方も、居るでしょう。 イメージは頂いてるかも、でも私観てないので…、別物になってる筈です。 私の中では、明るい作品に仕上がっています。 楽しんで頂けたら、嬉しいです。 紫野






登 場 人 物





スピリット


         とあるクラブにあった精神体。
         沢山のステージに賭けた、ショーマン達の想い、
         残した心の集合体だった。(筈…!?)
         ある日クラブに現れた少女に何時ものように声を掛ける。
        (普通は、何となく聞こえるで、終わる。)
         しかし、その少女には、ハッキリ聞こえて、姿まで見えてしまう。
         一個の人間としての姿は、なかった筈なのに…!?
         驚くが、嬉しくなって、彼女を助けてショーマンとしてのレッスンを、
         始めることになる。
         ふたりの心の交流が始まる。




マギー


         ある日TVで見た、ショービジネスの世界に憧れて田舎からやって来た。
         リズム感とダンスの腕はマァマァ、歌が苦手。
         TVで見たスターの(男優)出演しているクラブに入ることが、当面の目的。
         有り金はたいて、生の彼のステージを観て大感激中に「私も…」と、
         呟いた事からスピリットとの、出会いが始まった。
         不思議な力と言うには、あまりに不思議な出会い。
         スピリットの協力で、彼女はコーラスガールとして採用される。
          一人のショーマンとしての道を歩き出す。





ポール

     マギーの憧れの男優。ショースターとしては、一流。
         トップダンサーであり、トップシンガー。
         只少々女性に甘い。気のない振りをしながら複数とつき合うタイプ。
         でも、本命は居る。
         彼なりに自分の年齢から来る、限界は感じていた。
         クラブで、スターとしてやって行けるのも後数年無いことを…。




エリザベス(ベス)

         ポールのパートナー。彼とは何年も一緒にやって来た。
         移り気で、この世界から離れた生活なんて、
         とても送れそうもない彼に失望していた。
         もちろん彼女もショースターとして一流だし、
         女としての魅力も一流。(言わずもがな、ポールの本命。)
         彼女の方が、この世界では先輩だったりする。


プロット もくじ 解説 トップ